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【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.58:加福不動寺(真言宗醍醐派)】

【津軽のお寺さん巡り~弘前編 第58回:加福不動寺(真言宗醍醐派)】

 加福不動寺はリンゴ公園の入り口から500mほど手前、茂森新町にあるお寺です。

寺号を取得して建立されたのは昭和49年と、とても新しいお寺です。加福晃教住職によって開山されました。

 加福住職が進行の道に入ったのが戦後間もない25,6歳の頃。当時は商売をしていたが失敗続きで、父親からどんな商売でも信仰心がなければいけない、と言われます。そこで水垢離をとったり霊場へと修行へ出向いたりするようになったある日、住職は霊夢を見ました。上空を飛ぶ黄金色の大きな物体から太さ10㎝ほどの縄が降りてきて、夢中でしがみついたところ、ある山頂の石畳の上に下ろされる夢でした。後日浪岡の長谷沢神社に参拝したところ、夢で見た太い縄がありました。また母親の死に際して四国霊場巡りをした後に高野山へ足を伸ばした時には、奥之院の付近で夢と同じ石畳を見つけたと言います。こうした不思議なことが続いたのちに、加福不動寺を開きました。

 同寺は酉年の一代様であり、津軽弘法大師四番霊場札所でもあります。密教の流れをくむため、檀家や墓所を持っていません。葬儀も一切やらず、加持祈祷だけを行います。また加福不動寺は毎年7月に「火生三昧」の荒行を行うことでも有名です。熱湯が煮えたぎる窯の中に入って念仏を唱えたり、火渡りの行を行なったりします。「自分の身体を身代わりに災難を一身に受け」業を超越します。

(「こころ 津軽のお寺さん巡り 弘前編」より抜粋。)

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