【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.7:円明寺(真宗大谷派)】
【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.7:円明寺(真宗大谷派)】
五重塔から新寺町を西に進み、弘前高校を過ぎたところを左に折れると桔梗野大通り、その先の奥まった所に円明寺があります。円明寺は元来、青森市(油川)にありました。源頼政の末裔の下間右近佐宗時という武士が、明応八年、油川村(現青森市)に下着。念西坊宗慶と名乗って一字を建立したのが開山の始まりとされており、同寺には源頼朝の弟義経が都落ちした際に懐に入れて持ち歩いたという毘首羯摩天作の「後光仏」や武蔵坊弁慶の真筆という「大般若心経」、弁慶が背負って歩いていたという「笈」など、源氏にまつわる宝物が多く残っています。
六世の念西坊頼英には武勇伝が残っており、津軽統一の途上にあった為信に念西坊は味方をし、為信の外ヶ浜攻略にひと役買いました。為信はこの功績を高く評価し、慶長九年にお墨付きを与えています。慶長のお墨付きは代々円明寺に伝わり、現在は弘前市立博物館に寄贈されていますが、同市における津軽氏黒印状中最古のものであり、藩政初期の記録として貴重です。
その後円明寺は、弘前に移ります(現元寺町)。しかしながら二度火災に遭っており、明和元年に建てたのが今の本堂になります。
(「こころ 津軽のお寺さん巡り 弘前編」より抜粋。)
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