【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.16:正蓮寺(真宗大谷派)】
【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.16:正蓮寺(真宗大谷派)】
正蓮寺の山号は光明山。「光明」は如来の心身から放つ光のことで、心の盲者を目明きにする、つまり人々の心眼を開かせる意味を持っており、寺号の「正蓮」は正しい仏教という意味を持っています。「正」は正しい世界(仏教)、「蓮」は泥池の中に生えて美しい花を咲かせるところから、「人間は正しくないことを自覚することで正しさに帰る。貧しいところに生まれても、修行によって立派な人になれる。罪深い人でも改心し、懺悔することで成仏できるという仏の真理であると弘蔵住職(当時)は説明します。
正蓮寺が350年余の歴史があるのにまだ十七世しかなっていないのは、「浄土宗の特色。他宗派は本山から派遣したり、弟子へと引き継がれて頻繁に交代したのに対し、浄土真宗では代々親から子、子から孫へと引き継がれたから」と弘蔵住職は言います。また、「明治初年の太政官令で僧侶の結婚が許されるまで、禅宗等の他宗派では厳しい戒律があり僧侶は結婚できませんでした。しかし、浄土真宗の開祖親鸞聖人は、人間はすべて救わなければいけないと男女の差別をなくすることに努力し、自らも妻帯し僧侶の結婚も許したのです。つまり結婚を認める教えは浄土真宗によるもので、当時の仏教界ではスキャンダラスな事件として批判されたようですが、今ではほとんどの僧侶がこの恩恵に浴しています。従って、今の仏教の大半は門徒宗といってもいい」とも言われています。
(「こころ 津軽のお寺さん巡り 弘前編」より抜粋。)
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