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【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.9:隣松寺(曹洞宗)】

【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.9:隣松寺(曹洞宗)】

 西茂森弾林街を真っすぐ進むと長勝寺に突き当りますが、その手前一番奥にあるのが蟠龍山(ばんりゅう)隣松寺になります。

隣松寺は享禄年間、真顛寿泉和尚が開山、開基は華巖春公庵主といわれており、慶長十五年の弘前築城とともに長勝寺構えの一角として移され、曹洞宗大源派の本寺として現在に至っています。

 藩政時代は津軽の曹洞宗寺院の中で革秀寺、宗徳寺とともに長勝寺に次ぐ寺格を持ち、藩から寺禄百石を受けて「津軽三カ寺」とも称されていました。津軽中興の名君といわれた四代藩主信政の生母久祥院(きゅうしょういん)の菩提寺としても知られています。

 同寺に祀られている久祥院殿花岳良栄大姉は、和歌や書茶道、琴、弓にも優れ、知の女性として伝えられており、法華経の写経八巻が寺宝として残されています。

信義の死去後、仏道に帰依し流麗な仮名書きで写したもので、「鳥の子紙に銀線が引かれており、京都からわざわざ取り寄せたもの」といわれるような見事な写経で、昭和三十年に県の重要文化財に指定されています。

(「こころ 津軽のお寺さん巡り 弘前編」より抜粋。)

#弘前公益社#津軽のお寺さん巡り#隣松寺#曹洞宗

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